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20代女性の体の悩み

  • 月経不順

医学的に周期が長すぎても短すぎても“月経不順”と言われています。

ある婦人科では、20日~45日は正常と説明されます。しかし、無排卵の場合は、治療が必要となりホルモン剤や排卵誘発剤を処方されます。

月経不順の原因は、

1.ホルモンバランスの乱れ

2.栄養欠損

これらの原因には、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の分泌、ストレスや栄養状態が、強く影響を受けます。

過度なストレスを受け続けたり、乱れた食生活による栄養欠損で、卵巣機能の低下やホルモンの分泌に問題が生じて、ホルモンバランスが乱れてしまいます。

女性ホルモンの合成には、タンパク質やコレステロールが必要不可欠になります。これらの栄養が欠損すると、ホルモンの分泌やホルモンバランスに影響を与えます。

ホルモン剤や排卵誘発剤などの対症療法は、根本的な解決にはなりません。

ホルモンの材料となる不足栄養を補い、体内に満たす事が根本的な問題解決になります。

また、鉄不足や亜鉛などのミネラル不足も、生理不順の原因となります。

ホルモンを合成し、ホルモンバランスを整え卵巣機能を正常に保つ為には、必要な栄養を摂取する事を心掛けて下さい。

また、栄養を意識した食事とは、お腹を満たす食事ではありません。

どうしても糖質(炭水化物、砂糖)、脂質が中心となる現代の食事ですが、なるべくこれらを少なくすることを心掛けて下さい。

また、過度なダイエットによる食事制限も栄養欠損を引き起こしますので、ご注意ください。

  • だるい、やる気が出ない

「寝ても疲れが取れない」「いつも体がだるい」「ずっと疲れが抜けない」

どれだけ寝てもカラダがスッキリせず、疲れが取れない慢性疲労。

エスカレートすると、精が疲弊し、情緒不安定になります。

近年、慢性疲労からココロを病んでしまう若者が増えています。

これらの原因として、内臓疾患など、はっきりした要因を除けば、「腸内環境の悪化」が当てはまります。

以前に比べて、コンビニや外食など手軽に購入できる加工食品が多くなりました。

これらに含まれる、食品添加物や人工甘味料により、必要以上に胃腸に負担がかかり、腸内環境を悪くしているのです。

腸内環境が悪くなると、当然疲労が回復しないので、カラダは疲弊します。

カラダが疲れるとココロも疲れます。やる気が出ない…そのような言葉も出てきて当然なのです。

腸内環境は、気持ちをポジティブにする脳内物質のセロトニンを作ります。このセロトニンの分泌が少ないとココロがネガティブになり、精神的に不安定になり疲れが増すのです。

腸内環境をよくするために必要なビタミン、ミネラルをはじめ、水分、善玉菌の餌になる食物繊維を摂取しましょう。

加工食品、ファストフード、スナック菓子、清涼飲料水などカラダに良くないものは避けて下さい。

本当の健康なカラダとココロを手に入れるために、食習慣や生活習慣を変える事をはじめてみましょう。

  • 便秘

10代の女性から増えてくるのが便秘です。
仕事や授業で思うようにトイレにいけない環境だったり、排便が1日に1度ある程度、中には5日以上排便がないという人もいらっしゃいます。
理想の排便サイクルは、食べた回数分もしくは1日2回が理想です。

つまり、数日に一度の排便は、便秘なのです。

例えば、室温が36度の部屋にお弁当の食べ残しを置いておくと腐敗します。
では、体温が35~36度の私たちのカラダの中に、食べ物が5、6日留まっていたら
どうでしょうか?同じように腐敗します。そして、腸内の腐敗物が、再び吸収されて血流に乘り全身を巡ります。
この状態では、カラダがスッキリ楽になる事はありません。

便秘は、腹部の膨張感による食欲不振、吐き気や腹痛、また、美容の面では、肌荒れや吹き出物など女性の多くの悩みの原因となります。

便秘の原因は、内科・婦人科的要因を除いたほとんどが、食生活、ストレス、不規則な生活習慣が要因となります。特に、日々の食事や水分補給に気を付けて下さい。

腸内環境の活性には、タンパク質、糖質、脂質、ミネラル、ビタミンなどの栄養が必要です。また、腸内の善玉細菌を増やすためには、善玉菌のエサとなる食物繊維を毎日意識して摂取して下さい。

これらの栄養を意識した食習慣が、便秘改善の重要なポイントとなります。

まずは、食生活の見直しから始めていきましょう。